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窓を考える①~家の断熱性能は窓で決まる?!~

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家の断熱性能をあげよう!としたときに最初に思いつく対策はなんでしょうか?
もしかして断熱材ではなかったでしょうか?
私たちもその一人でした。
家の断熱性能上げるには断熱材をいいもの使って分厚く入れてもらえばいいんじゃないの?!そう思いますよねー(私だけ?)

冬に温めたり夏に冷やしたりした熱は、60%が窓から逃げていきます!!
次が壁からの20%なので断熱材も大事ではありますが・・・。
残りの20%は床とか換気とかいろいろです。
半分以上が窓から逃げていくってどれだけ窓が断熱性能にとって重要か分かっていただけますでしょうか?
いくら断熱材をFPパネルにしたって窓の性能が悪ければせっかくの高気密の家も高断熱の家とは言えない気がします。


昔は窓なんてガラス一枚、アルミサッシが当たり前でした。
その前は木枠なのかな?
部屋の中でストーブを焚くとガラスもサッシも結露でびっしり・・・
それが床に伝ってカビだらけ、なんて恐ろしいことになっていたのではないでしょうか?
その上昔の家は建てつけが悪くて隙間風がびゅーびゅー吹いてたり。
煌々とストーブがついていても暖かいのはその周りだけ、なのは窓からどんどん逃げていっていたからです。

今から新築やリフォームを考えるなら二重窓が当たり前だと思います。
その二重窓にもいろいろ種類があるようなので私がしらべたことを書いて行きます。

ガラスについて。
複層ガラスは当たり前の機能ですが、その複層ガラスにも種類があります。
ガラスとガラスの間に6㎜以上の空気層があるものを複層ガラスと呼ぶそうです。注意したいのが同じくガラスを二枚使っていてもそこに空気層がなければ合わせガラスであり、断熱効果は期待薄です。

そしてLow-eガラスという言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
「Low(少ない)-Emissivity(遮熱)」の略でで亜鉛や銀などの特殊な金属膜をガラスにコーティングしているガラスです。
金属膜が風化・さびやすいので単体で使われることがほぼなく、コーティングされた面は複層ガラスの内側になるようなっています。
つまりLow-Eガラス=Low-E複層ガラスということになりますね!
室内側にLow-Eガラスがあると『断熱タイプ』。屋外側にLow-Eガラスがあると遮熱タイプと呼ぶそうです。
断熱タイプは冬場の寒さと軽減する効果があるためため寒冷地向き。
遮熱タイプは夏場の暑い空気を遮断する効果があるため温暖地向き。

住んでいる地域や、場合によっては方角によってどちらのタイプを選ぶか決めてもいいかもしれませんね。
どちらのタイプにしてもこのLow-Eのコーティングがあるかないかでとても違うみたいです。

さらにペアガラスよりさらに断熱性能を高めたトリプルガラスなんていうのもあります。
こちらは寒い北欧などにも劣らない世界トップレベルの断熱性能だそうで!
一条工務店さんはこのトリプルガラスを標準にしているとセールスポイントのひとつにされていました。
個人的には地域柄もあってトリプルまではしなくていいかなあと思いました。

すてきなLow-Eガラスですが、こちらにも欠点はあります。
それは透明ではないこと。
といってもパッと見はもちろん透明ですよ!
しかしよくみるとブルーかかっていたりグリーンかかっていたり(会社によって違うようです)。
クリアな視界を求める方には不満が出てしまうのかも・・・

空気層について
複層ガラスにはガラスとガラスの間が6㎜以上ないといけないということには触れましたが、普通の空気層とアルゴンガス入りの空気層があります。
アルゴンガスとは地球大気中に3番目に多く含まれている気体で、常温・常圧で無色、無臭だそうです。不活性で他の元素と極めて反応しにくい性質を利用して断熱に用いられているのかなと思います。

サッシについて
サッシはアルミニウムが使われることが一般的でした。錆びないし加工がしやすいことで広がりました。
しかしこのアルミの熱伝導率はとてもいいのです。
アルミ缶とか冷たいと冷たいしあったかーいは熱いくらいですよね!
窓のサッシのアルミも同じで外の気温が高いとサッシは熱くなり、寒いと冷たくなってしまいます。
これもまた窓から熱が逃げていく原因のひとつです。
そこでアルミに代わる素材、樹脂サッシが一般的になってきました。
ショールームなどに行って体感するのが一番だと思いますが、樹脂サッシは外気温の影響を感じさせません!
ガラス部だけでなくぜひサッシ部分も触ってみてください。
ガラスがLow-eトリプルガラスなんて高性能なものでもサッシがアルミだとそこれが冷たくなるし結露するしとてももったいない!

樹脂サッシがとてもいいものなのは分かりましたが、しかし高価だという欠点も・・・
予算の都合を考えたら外側のサッシはアルミ、内側のサッシは樹脂なんていうものもあります。
オールアルミに比べるとその効果は全然違います(オール樹脂と比べても違いますけどね・・・)

窓を選ぶ際にはサッシにも注目してみてください。

スペーサーについて
ペア、もしくはトリプルのガラスとガラスの空気層を保つためのガラスの周囲を挟み込む部材がスペーサーです。
このスペーサーにもアルミと樹脂があります。
こちらも断熱に関してはもちろん樹脂が上です。

窓のカタログとかみると断面図が載っていてどの素材が使ってあるか書いてあるのですが予備知識なしでみるとちんぷんかんぷんですよね。
え、ペアガラスで十分だけど。私も最初はそう思ってました。
しかし窓の性能で家の断熱性のがずいぶん変わってくると知った今はLow-Eガラス樹脂サッシ!と思っています(笑)

見積りに入っている窓の性能がどの程度か分かりませんが、低性能な窓から高性能な窓に変えると見積りが100万違ってくる場合も!

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